2009年6月5日金曜日

YouTubeがHTML5に対応すると?


YouTubeがFLASHなしで動くようになる。

HTML5で利用可能になるvideoタグを使うと、FLASHを使わず、シンプルなHTMLタグとJavaScriptだけで、動画プレイヤーが実現できるようになるらしい。

なんだか便利そうだ。
けどなんだか寂しい。

YouTubeが登場したことで、FLASHのイメージが大きく変わった人が多いと思う。
僕もそのひとりで、最初はFLASHに対してあまりいいイメージを持っていなかった。

当時FLASHはホームページの無意味なうざいオープニングムービーでよく使われた。
FLASHという新技術を使い、コンテンツよりも技術を優先するサイトが増えてしまったことで、ユーザーにとって必要のないものにFLASHが多用されたことがそういう気持ちにさせたのだと思う。

YouTubeはFLASHをブラウザ上でみれる動画プレイヤーとして採用した。
YouTubeが登場する前は、動画を見るときにWindows Media PlayerだのQuick Timeといった、外部プレイヤーを起動させる必要があったので、FLASHプラグインさえ入っていれば見ることができるという、非常に便利な使い方もあるのだよという提案に、
FLASHのうざいというイメージが払拭された人は多いと思う。
(動画配信では常識だったUDP配信ではなくTCP配信にしたのも革新的でしたね)

まぁFLASHに限らず、新しい技術はどんどん試したくなるという気持ちも、すっごく分かるけど。

初心者がホームページを作ったときに、音楽が流れる仕掛けやピカピカ光る画像、縦横無尽に飛び跳ねるカエルをいれたくなるのも、そういうことなんだろうなぁ。

あとゲームも新ハードが登場するにつれて、どんどんリアルな画になってきている。
まるでそうしなきゃいけない規則が存在するかのように。
ゲームという娯楽の軸のポジションがぶれてるんだろね。
2Dから3Dに進化したことで、2D(ドット絵)は古くさい、後発の3Dに軸があるべきなんだと勘違いしているのか知らないけど、なんでもリアルにしたがる。
もちろんリアルさがもとめられるものならどんどん技術を活用すべきなんだろうけど、そうでないものは必要以上のものをみせてもノイズにしかならないし。
技術よりも内容を重視するのがゲームという娯楽の在るべき姿かと。思った。

でも技術の進歩ってそういうものなんだろうなー。オモシロいっ!

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